初めて手にした歳時記なので、他との比較ができないけど、素直に気に入った。
季節ごと、種類ごとの季語が網羅されている。
ページ数は760ページ程度で、そこまで厚くはないけど、薄いというほど薄くもない。
おそらく基本的な季語は網羅されているのではないか。
とりあえず使用するには、全く問題なさそう(特にぼくのような俳句初心者にとっては)。
編者がとてもよく、金子兜太、黒田杏子、夏石番矢という現代の俳人のなかでも、とくにブリリアントさの際立つ3人。
それぞれの季語ごとに、平均5句ほどずつが挙げられている。
全体的に現代的な感覚の句を選んでいる印象。
季語の解説文も簡潔で分かりやすくてよいと思う。